ラックスマン(LUXMAN):C-1000f

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主な特徴

ついにアンプ回路との一体化を実現したLECUA1000

LECUA1000 三次元コンストラクション検討スケッチ

1996年、コントロールアンプC-10に初めて搭載され、従来のアンプにおける音量調整機構の常識を覆したアルティメート・アッテネーター。C-1000fではこの仕組みとクオリティをさらにグレードアップするため、固定抵抗の切替機構を電子制御化した独自システムLECUA*を増幅回路にダイレクトに接続した「LECUA1000」を開発しました。アンプ基板は平面から立体へ、最短かつ高効率ルートを実現する為の3Dレイアウトを採用し、もはやアッテネーターとアンプを別の回路ブロックとして考える必要のない、コントロールアンプとしての究極のソリューションを実現しました。
また全てのチャンネルを個別に、かつ無劣化で音量制御できる「LECUA1000」の機能により、左右の音量バランスはもちろんのこと、アンバランス接続時のバイアンプ出力までも系統ごとにレベル調節可能です。全72ポイントの分圧抵抗部には、何度も試聴を繰り返して完成した1/2Wカスタム抵抗を採用し、ラインレベル専用に徹したC-1000fの高純度な信号伝送の実現に寄与しています。
*LECUA は Luxman Electric Controlled Ultimate Attenuator の略称です。


さらなる進化を遂げた高音質帰還回路ODNF2.4

LECUA1000ブロックダイアグラム

高次元の音楽再生を求め、信号と歪の関係を根本から見直して考案された独自の帰還回路がODNF*です。1999年ラックスマンはまず位相補正を必要としない超広帯域/ハイスルーレート/低歪の増幅回路を開発。従来の負帰還回路(NFB)では避けられなかった位相補正の排除に成功しました。また、NFBの在り方そのものにも着目し、出力から歪成分だけを増幅回路の最終段へフィードバック。NFBの仕組みを伝送される音楽信号から切り離すことで、初期スルーレートの速さと超広帯域を同時に獲得しています。さらに、一般的なNFB回路において低域に不自然なカラーレーションを与える要因となっていたDCサーボアンプをも回路から追放。これにより全帯域の音色が統一された自然な音楽再生を実現しています。
C-1000fではさらにODNF回路の初段を4パラレル化、2段目をパラレルすることで高S/N化を果たし、従来型と比較して大幅にパワーアンプドライバーとしての駆動能力を強化したバージョン2.4に進化を遂げました。
*ODNF は Only Distortion Negative Feedback の略称です。

主な仕様

入力感度/入力インピーダンス アンバランス 334mV/50KΩ
バランス 334mV/100KΩ
出力/出力インピーダンス アンバランス 定格1V/510Ω 最大4.1V
バランス 定格1V/1020Ω 最大8.2V
全高調波歪率 アンバランス 0.0017%(20Hz~20KHz)
バランス 0.0007%(20Hz~20KHz)
周波数特性 5Hz~20KHz(+0、-0.1dB)
1Hz~118KHz(+0、-3.0dB)
S/N比 アンバランス 124dB(IHF-A)
バランス 127dB(IHF-A)
入力 アンバランス (LINE1~3) 3系統
バランス (BAL1~3) 3系統
出力 アンバランス (LINE1、2) 2系統
バランス (BAL1、2) 2系統
電源電圧 AC100V(50/60Hz)
消費電力 28W(電気用品安全法)、2.3W(スタンバイ時)
最大外形寸法 440(幅)×134(高さ)×429(奥行き)mm
重量 23kg
付属装置 [フロントパネル]

オペレーション・スイッチ、 オペレーション・インジケーター
スタンバイ・インジケーター、 インプット・セレクター
音量アッテネーター、 ドットマトリクスFLディスプレイ
出力モード・インジケーター、バランス位相切替インジケーター
[リアパネル]
メイン電源スイッチ、 シグナル・グラウンド端子

リモート出力(2系統)、 ラインフェイズセンサー、 ACインレット
リモコン機能 オペレーション、 インプット・セレクター

音量アップ/ダウン、ミュート、 出力モード、バランス位相切替

ディマー、 チャンネル・プリセット、 設定値アップ/ダウン、決定
付属品 リモコン、リモコン用電池、電源ケーブル(JPA-20000)
オーナーズマニュアル、保証登録書、安全上のご注意